【徹底解説】介護保険のデメリットとは?申請前に知っておくべきポイント

介護保険

「介護保険を利用すべきか迷っている」「デメリットも知っておきたい」

そんな方に向けて、介護保険の仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説します。

特に、あまり知られていない医療保険との併用(外来リハビリ) に関する問題についても掘り下げます。

申請前に知っておくことで、後悔のない選択ができるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。


1. 介護保険の概要

1-1. 介護保険とは?

介護保険とは、高齢者や要介護者が適切な介護サービスを受けられるようにするための公的な制度 です。

介護が必要になったとき、自己負担だけではなく、公的な給付を受けながらサービスを利用できます。

1-2. 介護保険の対象者

介護保険の対象者は、以下の2つの区分に分かれます。

  • 第1号被保険者(65歳以上)
    • 介護が必要な状態になったとき、原因に関わらず介護保険を利用できる
  • 第2号被保険者(40歳~64歳)
    • 加齢による特定疾病(例:パーキンソン病、関節リウマチ) が原因で介護が必要になった場合に利用できる

1-3. 介護保険の費用(自己負担額)

介護保険サービスを利用する際、費用の一部を自己負担 する必要があります。

自己負担割合は、所得に応じて1割~3割 です。

年間所得自己負担割合
280万円未満1割
280万円以上~340万円未満2割
340万円以上3割

また、施設入所や訪問介護などを利用する場合、介護保険の対象外となる費用(食費・居住費など) も自己負担となります。


2. 介護保険の目的

介護保険は、高齢者が自立した生活を送れるように支援する ことを目的としています。

具体的には、以下のような役割があります。

  • 家族の介護負担を軽減する
  • 専門的な介護サービスを受けられる
  • 高齢者が可能な限り自宅で生活できるよう支援する

しかし、こうしたメリットがある一方で、介護保険にはいくつかのデメリットもあります。


3. 介護保険のメリット

まず、介護保険のメリットを整理しておきましょう。

3-1. 介護サービスを低コストで利用できる

自己負担額は1割~3割なので、全額自己負担と比べると大幅にコストを抑えられます。

3-2. 介護の専門家による支援が受けられる

  • 訪問介護(ホームヘルプ)
  • 通所介護(デイサービス)
  • 短期入所(ショートステイ)

など、多様なサービスを活用できます。

3-3. 家族の介護負担を軽減できる

要介護者が介護保険サービスを利用すれば、家族の負担が軽減 されます。


4. 介護保険のデメリット

4-1. 要介護認定の手続きが複雑

介護保険を利用するためには、「要介護認定」 を受ける必要があります。

  • 申請から認定まで1ヶ月以上かかる
  • 「思ったより要介護度が低く判定された」と感じるケースもある

4-2. 利用できるサービスに上限がある

介護保険では、「支給限度額」 が決められています。

例えば、要介護1の場合、1か月あたり約5万円分のサービス しか利用できません。

これを超える分は全額自己負担 となります。

4-3. 医療保険との併用が難しい(外来リハビリの問題)

医療保険と介護保険を併用する場合、外来リハビリに制限がかかる ことがあります。

例えば、脳卒中後のリハビリ を考えてみましょう。

  • 発症から180日以内医療保険でリハビリが受けられる
  • 180日を超えると介護保険に切り替わる

介護保険のリハビリは、医療保険と比べて時間や内容が制限されるため、「十分なリハビリが受けられない」と感じることもあります。

しかし、通所リハ(デイケア)や訪問リハビリも介護保険では利用できるため、外来リハビリと同じように作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の専門的なリハビリを受けることが可能です

介護保険を取得後も取得前と同じ整形外科クリニックなどで外来リハビリを継続的に行おう考えている方は、介護保険取得前に確認しておくとよいでしょう。

4-4. 介護保険の対象外の費用が多い

介護保険では、食費・居住費・生活必需品(おむつ・日用品など)は自己負担 です。

特に、特別養護老人ホームなどの施設に入所する場合、月額15万円~30万円程度の自己負担が発生することもあります。


5. まとめ

5-1. 介護保険のメリット・デメリット

メリットデメリット
介護サービスを低コストで利用できる申請手続きが複雑
家族の負担を軽減できる支給限度額がある
専門的な支援が受けられる医療保険との併用に制限がある

5-2. 介護保険は「万能な制度」ではない

介護保険は便利な制度ですが、すべての介護費用をカバーできるわけではありません。

「どこまで公的な支援を利用し、どこから自己負担するか」 を事前に考えることが重要です。

5-3. 介護保険の利用を考えている方へ

  • まずは市区町村の「地域包括支援センター」 に相談しましょう
  • 要介護認定の申請手続き を早めに進めるのがおすすめです
  • 医療保険との併用に注意しながら計画を立てましょう

介護保険を上手に活用し、安心できる介護環境を整えていきましょう。

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